行政書士業務の承継

ブルーオーシャンをめざし続けて・・

大雨から一週間

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先週の豪雨から一週間が経過しました。
岡山県では被害が大きな地域が倉敷市だということで色々な方からご心配を頂きましたが、私の事務所・自宅とも大丈夫でした。ご心配を頂き、ありがとうございます。

 

大きな被害があった、倉敷市真備町で交流がある方の安否が不明でしたが、数日前に無事が確認でき安心しました。

 

本日から、大きな被害のあった、真備町内の大型スーパーは営業を再開するということで、関係者の方のご努力には本当に頭がさがります。町内の方もボランティアの方も、活動に弾みがつくと思われます。

 

今回の大雨では、西日本各地で大きな被害が発生しましたが、大きな被害が発生した、広島県呉市天応地区は、私が社会人になり最初に居た場所でもあり、一日も早い復興を願っております。

 

 

プロフィールと疑問

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怪しげな電話では、
「はじめまして、〇〇社の〇〇と申します。〇〇県で必ずもうかるマンション投資の未公開案件を選ばれた方にご連絡しています。」
というような話がやってくる。

こうした話は、昔からある「ナイジェリアの手紙」とか「スペインの囚人」という構造に似ている。

もし本当なら、少ない投資で巨額な資金が転がり込む。少しはそんな色気が出る。

けれど、絶対もうかるなら、なぜ見知らぬ人に電話を掛ける? 家族、親せき、友人、知人と声をかけるだろう。と突っ込みたくなります。

では、こんなのはどうでしょう。

『こんにちは、行政書士の下村と申します。岡山県倉敷市で開業しています。
私は中小企業のための知的資産経営支援を中心に業務を行っています。

 知的資産が重要だとされるのは、自社が持つポテンシャルを経営者自らが再認識し、それを、金融機関、投資家、従業員、就職希望者等に明確に示すために有用なだけでなく、経営課題の解決や、経営戦略の再構築、あるいは潜在的なリスクの発見や事業承継にも重要な役割を果たすからです。』

こんなプロフィールを書かれると「じゃあ、あなたの知的資産は何?」と聞きたくなりませんか?単なる知的資産経営報告書を穴埋め的に作るというのでは弱いですよね。

実は、私は、経営者の方には、経営課題の解決や経営戦略の再構築に早期に役立つことが重要であると考え、オリジナルツールや独自の方法で具体的で分かりやすい知的資産経営支援に取り組んでいます。

自分では、知的資産経営についても、こうした進め方にようやくたどり着いたと感じています。

前文で「も」と書いたのは、開業間もない頃から取り組む別の独自業務があるからです。
このブログでは、その業務についての話しを記載したいと思います。

 

知的資産経営と初めての出会い

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知的資産経営報告書を初めて読んだ時、こんなグダグダの自社自慢のような書類を誰が読むのかと思った。読んでいて面白くなかった。

新しい分野を探していたが、これは意味がないなと感じた。

それでも、そもそも知的資産経営支援とは、何をしようとしているのか、自分が目指しているのは経営支援だ。

つまりどこかの専門家や行政機関が作ったひな形に当てはめて、書類を作ることじゃない。クライアントにベネフィットをもたらすものであれば、どんな様式でも構わないはずだ。そう思った。

ネット上には、多くの知的資産経営報告書が公開されている。これをとにかく全部(全ページ)読んでみよう。

次々にダウンロードすると、320件以上になった、薄いものから多くのページ数あるものもある。

定型的な書式であったり、ただのワープロベタ打ちというのもあった。それでも、全部読み、面白い(興味深い・参考にしたい)と感じたところにアンダーラインを引いた。

こうしたことを通じて感じたことは、知的資産経営の考え方は、個人の生活でも、個人事業主でも、大きな企業でも利用できる。

 

 

一番底

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正確な再現ではないかもしれないが、武田鉄矢さんが全く売れなくなった時、仕事もなく、お金もない状態で、年の瀬を迎えた。
その時、奥さんにこう言ったらしい。
「よく見ておこう、これが一番底から見える世界だ。」
私も開業してから本当に苦しい時があった。(別に今が楽だとは言わないが)
支払いの請求書は、あっという間に次が来る。金融機関で借りたお金も、本当にわずかの間に底をつく。
仕方ないので、年末の事務所で、「よく見ておこう、これが一番底から見える世界だ。」と自分に言い聞かせた。
けれど、また次の年ももっと底から世界を見た。( ゚Д゚)
しばらくして、約束を平気で破る、当てにならない知り合いの社長から電話が入った。
「なんでまた電話をしてくる。どうせ、つまらない話だろう。」と思った。
この社長の良さは、喧嘩をしても、少し経つと「どうしてるぅ」と用もないのに電話をしてくる。きっと今回もおなじだろう。
それでも、話を聞いてみると、自分にかなりメリットがある話だ。しかも継続的に。
ちょっと違う世界が見え始めた。

 

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下村幸喜著
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